となみのきっぷブログ

日本中の様々なきっぷを紹介します

連絡乗車券 日暮里駅接続 京成電鉄線

 ご覧いただきありがとうございます。今回はJR東日本から京成電鉄への連絡乗車券を紹介します。

 品川駅で購入した、高輪ゲートウェイユーカリが丘の連絡乗車券です。マルス端末で、金額入力 自-社区間により発券されました。

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 下車前途無効とあるものの、日暮里駅の途中下車印が捺されています。これは旅客連絡運輸規則第76条です。自社線の接続駅では途中下車が可能です。券面の「下車前途無効」とは経路内の日暮里を除く各駅のことですね。

 JR東日本京成電鉄の連絡運輸範囲は以下の通りです(2023年10月現在)。

東京山手線内各駅 〜日暮里駅接続〜 京成電鉄線各駅(成田空港線成田湯川ー成田空港間各駅

 成田空港線成田湯川ー成田空港間各駅はマルスに運賃収容されていて85mm券に、他路線は収容がなく金額入力で120mm券になります。今回のきっぷは漢字+片仮名の駅名同士を選択しました。やはり発着駅名系のネタは120mm券が好ましいですね、趣味的に。

 

 余談ですが、駅によっては社線連絡券の発売を拒否されることがあります。無理をせず、スキルの高い駅に行くことをおすすめします。品川駅では、これを5分もかからない程度で発券していただけました。

 

MR51型マルス端末 JR線完結の普通乗車券

 伊豆急行線は、特急踊り子等を運転している関係で、JR東日本と広範囲で連絡運輸を結んでいます。伊豆急行線内主要駅にはマルス端末の設置もあり、特にMR51型と呼ばれる端末が置かれています。

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 河津駅で購入した伊東→蒲田までの普通乗車券です。伊豆急行線内の駅で発行したにも関わらず、伊豆急行線を含んでいません。これは旅行会社と同じような感覚で、JRの乗車券の委託販売を行っているためJR線のみでも発券できます。

 ところで、右側に紫色の数字が印字されています。これはMR51型がプリカット紙を用いているため表示される番号です。また、左上には発駅代入鋏[熱海]も押印されています。伊東駅まで伊豆急行線フリーきっぷを使用し、伊東駅で下車せず継続して乗車したためです。

 

 余談ですが、「発駅代入鋏」ないし「発駅入鋏代」など、旅客営業取扱基準規程第271条で示されている「何駅代」の証明は特に決められた形式がなく、駅によってまちまちのようです。

JR東海 チャージ計算書

 JR東海では、マルス端末で交通系ICカードをチャージすることができます。

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 これはTOICA発行に対応したマルス端末でのみ可能です。各駅のきっぷうりばに一台以上は対応したものがあると思われます。

 写真の通り、品川駅MR922東京駅/八重洲北口MR954 だけが、都内でこの計算書を出せるマルスです。いずれも2番窓口です。ICカードのチャージを依頼すればやっていただけるでしょう。もちろん交通系ICカードなら種類問わずチャージできます。

普通乗車券(経路入力操作)

 山手→東京山手線内の普通乗車券です。武蔵小杉駅2番窓口のマルス端末から、経路入力操作によって発券されました。少し面白みを考えて、英語表記をお願いしました。

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 経路は以下の通りです。

山手(根岸線)横浜(東海道)小田原(東海道新幹線)新横浜(横浜線)東神奈川(東海道)鶴見(鶴見線)浜川崎(南武線浜川崎支線)尻手(南武)武蔵小杉(品鶴線)品川

 今回の場合は片道100kmを超えているため、マルス端末で指定する経路は品川駅までとなり、着駅の表記は「東京山手線内」に変わります。山手線内着の乗車券は、入口の駅(品川)から山手線内を重複しなければでこまででも乗車出来るため、品川ー東京間で新幹線に乗ることもできます。券面には手書きで品川ー東京間新幹線利用の旨が書かれています。

 さて、実は当方は120mm券を想定して経路を組んだのですが、この時はまだ無知で、85mm券になってしまいました。経路数は9、余裕で85mm券です。

 ちなみに。85mm券は経路数12、120mm券は経路数13〜16まで対応しています。

相模鉄道 新横浜駅入場券

 相模鉄道では主要各駅で、硬券の入場券を発売しています。

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 基本的に趣味者向けで発売しているものだと思われます。有人改札で申し出て、難なく発売していただけました。

 

京成電鉄 補充片道乗車券

 京成電鉄では、ご厚意で趣味者向けに、以下のような補充片道乗車券(補片)を発売していただけることがあります。勝田台駅で発券していただいた、勝田台→柴又までの補片です。

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 「京成高砂」の駅名小印が押捺されています。これは京成高砂駅で、本線から京成金町線へ改札外乗り換えをするときに押されました。いわば特別下車印のような意味合いがあるのかもしれません。*1

 以下は、柴又駅で発券していただいた、柴又→京成金町の補片です。

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 京成電鉄は基本的にICカードもしくは券売機のきっぷでの利用を勧められていますので、完全なる趣味発券というような扱いです。依頼する際は、予め駅に問い合わせをした方が良いでしょう。もちろんお断りされることもありますので、その場合はすんなりと受け入れる必要があるかと思います。

 ちなみに、勝田台駅では申し込みから4時間程時間を空けて受け取り、柴又駅では申し込みから20分程度で出してくださりました。

*1:駅員さんによって対応は異なるでしょう。