大井川鐵道発行の往復きっぷでJR線に乗ろう
きっぷ鉄の楽しみ方の一つとして、私鉄会社線発行のきっぷで旅客鉄道会社線に乗車する、という嗜みがあります。
大井川鐵道では、東は東京から西は岐阜まで、JR線連絡乗車券が発行可能です(詳細は各自ご確認願います)。現在、川根温泉笹間渡〜千頭まで不通となっていますから、連絡乗車券発売駅は新金谷と家山に限られます。

大井川鐵道から以下の駅までの乗車券は主に硬券が使用されています(片道の場合は1枚、往復の場合は2枚用いて有効期間延長)。
東京、品川、熱海、三島、清水、静岡、焼津、藤枝、六合、菊川、掛川、袋井、磐田、浜松、豊橋、名古屋
なお、東京都区内ゆきはB型硬券、他は準常備式。上記以外の駅を着駅とする場合は補充券が用いられます。連続券の設定もありますが、発券方法は不明です。
筆者は写真の補往で、ゆき券は在来線、かえり券は新幹線のぞみ号に乗車しました。名古屋〜尾頭橋は事前購入し、金谷〜新横浜の区間分は改札入場後に購入しました。経路1は新幹線経由で、小田原で新幹線を下車する謎仕様でした。経由の「東海道」が略されていないのが味があって良いですね…。(また、菊名の下車代は下車印が正当)。
新横浜の改札では、回収対象の乗車券は「名古屋から尾頭橋ゆき」と「新幹線特急券」だけでしたので、無効処理していただきました。今回は以上です、最後に券収集のための情報的なものを置いておきます。
新金谷と家山では、家山の方が比較的親切だった(新金谷ではJR分はJRの駅で買え、と言われることがある)。家山駅には(西方面は)安城、刈谷、岐阜の印有り、クレジット決済可能だが、「C制」の印がない。
2026年新年のご挨拶 -元旦購入きっぷを添えて-
当ブログが一秒でも画面に表示されたことがある皆様、新年明けましておめでとうございます。
元旦に購入したきっぷはこちらです。新横浜駅精算所マルスにて、金谷から川崎までの学割券を購入しました。

旅客規則第157条21号(選択乗車)を適用しているため、「新横浜のりかえ」印があります。「新横浜下車代菊名」は誤扱いで下車印が正当ですが、きっぷを差し出したところ押印されました。無精算で下車代印を扱うことはないですから、なぜこの対応になってしまったのか疑問です。
ここからは個人的な話です。
当ブログからの挨拶にどれほどの需要があるか(ないか)の真偽は不明です。とにかく筆者、正月からヒマなのであります。そのため、旧年収集したきっぷの振り返りなどをここで設けさせていただこうと考えましたが、実に面倒です。ファイルを取り出すのも、そこに入れてあるきっぷを引き抜くのも、何より手間がかかります。忙しいほどそういった手間は感じないのですが、ヒマはそれをも面倒臭さに変え、ヒトを怠惰にさせる力があります。
元旦からこんな文章が生成されてはいけないですね。しかし、まだ1日目、この1年は変えられます。たくさんのきっぷを集め、充実した日々を送っていけるよう精進します(宣言)。これからも、当ブログをよろしくお願い致します。
片道乗車券を往復乗車券に区間変更できるのか?
乗車券類を使用開始後に変更できる、所謂「区間変更(区変)」には様々な話題があります。今回はその中で、券種を片道から往復に変更する場合を考えます。
先ずは画像をご覧いただき、実例を紹介します。
原券は領収額の下3桁と合わせる為に東日本会社線580円区間のエド券を購入し、熱海駅東海道新幹線の乗換ラッチ前の窓口で変更を申し出ました。無割から学割への変更も兼ねていますが、出札の対応は平然としていました。普段から頻繁に行われる取扱いなのでしょうか。しかし、券種変更を伴う区変は、規則を鑑みると若干の疑義が生じます。

旅客営業規則第242条 2 の以下の文に着目します。
前項の場合で、区間変更の取扱いをするときで、非変更区間と変更区間とを通じた経路が第68条第4項の規定により営業キロ、擬制キロ又は運賃計算キロを打ち切って計算する場合は、この取扱いをしない。
片道乗車券から往復乗車券への変更の場合は、必ず着駅(掲載画像では沼津)で運賃計算キロを打ち切って計算するため、この規則を根拠に当ブログタイトルへの反駁と言うか、回答となります。
では何故、規則上誤った取扱いの乗車券がマルス端末で否応無く発行できるのでしょうか。通常客が日常的に依頼するから実務上マルスで発行可能という結論で落とし込むのは容易ですが、なかなかに納得のできないものです。
無人駅などで発売される「⚪︎ム」が付いた乗車券は旅行先の有人駅で任意の乗車券に買い直す「買替え」という取扱いが可能です。これは区間変更に類似したものですが、旅客の都合に基づいたものでないという多少の差異があります。片道から往復への区変も、この「買替え」として取扱えば規則的に何ら問題はないでしょう。
しかし、マルス端末は「買替え」に対応していません。それ故に、係員の対応としては「買替え」なのであっても、券面には明確に「区間変更券」の印字が出てしまいます。マルスの挙動によって厳密に誤った取扱いが生じるといったところでしょうか。今回は以上です。ありがとうございました。
P.S.そもそもこの理論を通したところで、原券発行駅(武蔵小杉駅)は有人駅なので誤発売と言われれば言い逃れはできなさそうですね。自分含めきっぷ趣味者は、規則を自分の都合の良い場合には強く指摘し、誤発売と分かっていても物珍しさ目当てできっぷを発行させる傾向にあるような気がして、何とも言えない気持ちです。
大仁駅で発行される乗車券について
この度余暇が生じたため、久しぶりにブログを書くこととした。しかしネタが思いつかなかった。ブログとは言え、公に流せないものはある。自分の収集物を漁ると一つ、片道券が発掘された。これならマァ上げてよかろうという独断の基、ここに紹介させていただこう。

画像だけあれば情報は充分かと考えられるが、余暇潰しとしてたらたらと駄文を並べたい。
大仁駅というのは伊豆急行線、でなくて伊豆箱根鉄道駿豆線たる路線の終着からニツ前に位置する駅であり、交換可能かつ待合もできる広大なホームを持ち得る謂わば田舎のたーみなる的な存在か。特急列車も一日に数本停車する訳だが、出札にはきっぷの発売に用いる電子端末がない。ないというか撤去されたのだったか忘却したが、とにかく手書きの乗車券が、今なお買える。
印章類は豊富で、駅員のそれらの扱いは手慣れたものだ。画像では大井町ゆきの券だが、大井町の印があること自体面白い、それに事務官コードも申し分なく付随しておる。素晴らしい。購入時は学生割引を使用しており、単なる値段の割引に飽き足らず「学41」の印章まで付けてきたものだから、これは何とも言えぬ芸術品と化している。
経由欄は「熱海・東海道」とあるが、これ他にも興味深い経由印字は散見された。但し今回はこれで満足した。何せ「1501」の接続コード付きである。先刻からコードを褒め称えているが、補充券としては当然のことでもある。
使用開始後何らかの印章を加えたく思い、取り敢えず向河原へ分岐してみた。「川崎駅下車代向河原」、漢字9文字のありがたい紋章。芸術品をさらに色付けてしまった。そうだ、よく見たら桜木町の下車代も隠れている。当時の自分、頑張ったものだ。
さてこの乗車券を使用した時の幸福は多分にあった。以後再びこのきっぷを眺めて自慰を致した思い出はこれっぽっちもない。きっぷ鉄はそんなものでなかろうか。界隈諸氏からすれば大仁の手書きはもう見慣れたものと推察されるが、首都圏の改札にこの紙切れでの進入(侵入)はそう容易に体験されるものでは無い筈だ。未だ首都圏補片途中下車童貞のあなたには、是非勧めたい。
追記。営業時間。
2025年の抱負
このブログを一度でも読んでくださったことがある皆様、新年明けましておめでとうございます。
投稿が大変遅くなってしまい、不甲斐なく思います。
昨年来、ブログの更新が止まっておりました。それはきっぷ収集への熱意が冷めたからではございません。紹介するほどのきっぷネタができなかったことが原因とも言えますが、はっきりいうと読者がほとんどいないのでは、と考えてしまったからです。
そのため、本年からは少しテイストを変えようと思索しています。具体的には、堅苦しい口調をやめること、読者を意識した文章を丁寧に書くよりは、自分が書きたいように書くといったことです。また、投稿するきっぷも、Xには直接あげにくいようなものを中心にしていく予定です。
今後も不定期更新なことは変わりありませんが、本当にひまな時に気軽に読めるブログを、自分が思う通りにのんびりとやっていこうと思います。お付き合いいただける方は今後もどうぞよろしくお願い致します。
ってなわけで、補充券とかじゃんじゃん上げてくかもしんないっす(セーブは効きます)。ひとまず、2024年1月1日に購入した区間変更券を。

これはそんな怪しげでもないかな。名古屋(JR東海)は区変対応してるで有名だしね。原券発行箇所が記載されてるのがいいですよ。そんで蟹江と弥富の下車印はデカすぎる。正直初っ端から区変目当てで買ってる訳だが、きっぷ鉄は基本みんなそんなもんなんじゃないですかねー?笑適当 こんなのXで上げたら炎上しそうですよ。。まぁ、区変改補やったのこれが人生初だし、これ以降特にやりたいとは思わなかったので、お許しくださいまし。
新年最初からちょっと飛ばしすぎ(?)かもしれませんが、また暇になったらきっぷの紹介していきます。あと、気分で毎回テイストが変わるかもしれません(突然規則の説明とかしだすかもしれない)。あたたかい目でご覧ください。 ゆきえす(となみのきっぷブログ)
口座発売を含む連続乗車券
お久しぶりです。今回は連続乗車券について、特に口座を用いた経路を含む場合の連続乗車券を紹介します。

連続2 : 東京 → 品川 (東海道新幹線) 経1
上記のようなものです。往復乗車券に収まらないものは連続乗車券になります。有効期間は連続1,2を合算し、2日です。途中下車可能なきっぷを申し込む際に連続乗車券を用いれば、有効長が合算した日数分伸びますので便利ではないかと思います。
連続乗車券はJR線のような営業キロの長い会社線でしか使われていません。一般の方が使う機会もあまりないかと思います。
さて、写真の連続乗車券は、連続2の部分で口座発売を行なっています。

東京〜品川の全口座は「経1」のみ、経路は[東京・新幹線・品川]でした。この区間は、①東海道新幹線(JR東海)と②東海道線(JR東日本)の並行区間(同一線扱い)です。きっぷの経路を①と②どちらにするかで会社の収入が変わってしまいますので、どちらかを指定する必要があります(幹在指定)。「経1」の場合は新幹線経由でしたので、次のような操作をします。
「経1」→「新幹線経由」
「新幹線経由」を選択しないと「幹在指定誤り」と出て、再考となります。
口座発売は非常に興味深いものです。もしマルス端末に触れるのなら、まず口座の照会をしてしまいそうです。連続乗車券というあまり使わない券種と口座発売を組み合わせることで、それなりに珍しいきっぷを作ることができたのではないでしょうか。ダラダラした文章で申し訳ありませんでした、お付き合いいただきありがとうございました。
余談ですが、このきっぷは「品川駅MR924」で発行しています。発行場所が珍しいわけではないですが、東海会社の窓口です。連続2の券面を見ると、「(3− )」となっていて、品川〜東京の東海道新幹線がれっきとしたJR東海区間であることが示されています。こういうところもなかなか面白いです。
新 横 浜 駅 MR908
お久しぶりです。今回はマルス券の珍しい発行箇所ということで、新横浜駅MR908で発券したきっぷを紹介します。
入場券です。MR908は8番窓口で、向かって右端の一段低くなっているカウンターです(写真がなくすみません)。ところでこの端末は何が珍しいのかというと、臨時窓口的な役割にあるからです。毎日使われているとは限らない、という訳です。買えるかどうかは訪問時の運次第であります。
さて、下に見えている経5・経2の乗車券は以下です。

(伊勢線)津→名古屋 口座発売 経5 です。伊勢鉄道関連に経5は多く使われているようです。

東京→上野 口座発売 経2 です。東京〜上野の在来線経由です。経1は新幹線経由、経4はーーーでしたね。
助役さんのような方が対応されてましたので、発券がスムーズでした。MR908、あまり開かないことから珍しさもあり、印字状態も良好(2023.10.28)ですから素晴らしいですね。割とこれだけで嬉しい気分になれたりします。では以上です。ありがとうございました。
