寒い時期となりました。今回は通過連絡運輸に関する乗車券を紹介します。
通過連絡運輸は今や珍しくなりつつあるものです。JR東日本と通過連絡運輸を結んでいる会社は北越急行やIGR・青い森、東京メトロなどで、非常に少なくなっています。この中で比較的低コストで通過連絡運輸の乗車券が買えるのは東京メトロです。
東京メトロ東西線と千代田線はJR線との相互直通を行なっていますので、通過連絡運輸の設定が残っています。通過連絡運輸範囲の詳細はそれをまとめたサイトがあります。そちらをご覧ください。
http://mars.travel.coocan.jp/transfer.html
さて、前置きが長くなりましたがきっぷの紹介に入ります。松戸駅みどりの窓口で購入した、金町→(北千住・西日暮里接続)→品川の通過連絡乗車券です。
特別な運賃設定ですので、金額入力 基準額によって発券します。当方は松戸駅にワンタッチメニューの登録があると想定していましたが、どうも消されたようです。
金額入力 基準額は難しい操作になるので、発券できるか不安でした。ですが噂に聞いていた通り松戸駅はスキルが高めだったので、少々時間が掛かりましたがやっていただけました。
券面証明は以下の通りです。
〈印章〉乗変 ※乗車変更を依頼したところ、原券は誤購入扱いで控除されました。
〈経由表記〉北千住・西日暮里 ※基準額のため手書き。綾瀬ー北千住間は東京メトロが運行していますが、東京メトロとJRの同線扱いとなっています。そのため接続駅は完全に分岐する北千住となります。
〈入鋏印〉綾瀬(東京メトロ管理改札、発駅入鋏代)、北千住(東武鉄道側改札)、西日暮里(JR東日本) ※接続駅で入鋏を入れることができます(その要否は明白でない)。
〈途中下車印〉北千住(JR側改札)、西日暮里(東京メトロ側改札)
〈無効印〉品川駅
500円のきっぷとしては券面が賑やかですね。通過連絡運輸はなかなか面白いものです。JR完結だと途中下車できない北千住と西日暮里で下車できますし、120mm券での非日常な旅を楽しめます。対応してくださった駅係員のみなさまに感謝いたします。今回は以上です。閲覧ありがとうございました。